阿波踊りとは
「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃそんそん」というフレーズで
有名な四国徳島の盆踊り、それが阿波踊りです。
Wikipediaによると、阿波踊りは日本三大盆踊り(西馬音内盆踊り[秋田県]、郡上おどり[岐阜県]、阿波踊り[徳島県])のひとつに数えられていて、日本を代表する盆踊りとして広く知られています。
阿波踊りの起源
阿波踊りの起源について、はっきりしたことはわかっておらず、いろいろな説があります。その中で最も有名なものは、「戦国時代末期の1585年(天正13年)に蜂須賀家正(はちすかいえまさ)が徳島城を築き、その落成祝いに「城の完成祝いだ、好きに踊れ!」と、無礼講の踊りを場内で行ったというのが始まりである」という説です。
阿波踊りの伴奏とともに唄われる「よしこの」の歌詞にも「阿波の殿様 蜂須賀様の今にのこせし 阿波踊り」というフレーズがあることから、この説が一番信頼性が高いのではないでしょうか。
ちなみに、阿波踊りという名称は、当初は『阿波の盆踊り』と呼ばれていましたが、
1928年に昭和天皇御大典奉祝・徳島市制記念に郷土史家の林鼓浪によって『阿波踊り』と命名され現在に至っています。
連について
阿波踊りは基本的に「連」と呼ばれるグループで行進する形の踊りです。
街頭や演舞場で隊列を組み流し踊りをしたり、路上で円を描いて踊ったりしています。
また、場合によってはステージの上でさまざまな演出を加えて「見せて楽しむ」踊りを
することもあります。
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踊りのスタイル
阿波踊りには自由奔放で豪快な「男踊り」と、華麗で集団の美しさを見せる「女踊り」の2種類があります。
激しく勢いよく踊られる男踊りと、華麗に足並みの揃った女踊りがひとつの連となって踊りこまれてくる様子は、鉦や太鼓の軽快なリズムに乗って、見物する人たちの心をウキウキとさせてくれます。
鳴り物
阿波踊りの鳴り物は、「鉦」「大太鼓」「締太鼓」「鼓」「笛」「三味線」の6種類を使います。
しかし、最近の阿波踊りではすべての鳴り物を使うわけではなく、鉦・太鼓・笛が中心となっています。
これは、旋律の難易度が高く、和楽器特有の音階となっているため指導が難しいことが
原因といわれています。(Wikipediaによると、阿波踊りには五線譜が存在しないそうです!)